オーシア国防空軍

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オーシア国防空軍(英: Osean Air Defense Force、略称: OADF)はオーシア国防軍の航空部門である。単にオーシア空軍と呼ばれることも多い。

歴史

創設

創設がいつであったかは不明。1905年から1910年まで続いたオーシア戦争中にベルカが世界で初めての空軍を創設し、それがのちの各国の空軍に大きな影響を与えたとされているが、オーシアはまさにオーシア戦争においてそのベルカと交戦中であったため、すぐに後を追った可能性は高いと思われる。

1990年になされた「再軍備宣言」はオーシア空軍の組織改編を伴った。

ベルカ戦争

詳細は「ベルカ戦争」を参照

1995年3月25日のベルカ連邦軍によるオーシア含む周辺諸国への侵攻から始まったベルカ戦争において、オーシア軍はウスティオ、サピン、ユークトバニアなどと連合軍を形成し反攻を主導した。連合軍の航空部隊による特筆すべき作戦としては、B7R空域で大規模な制空戦を戦ったバトルアクス作戦、工業都市ホフヌングへ無差別爆撃が行われたカニバル作戦があげられる。また、終戦後に起きた国境なき世界によるクーデターにはオーシア空軍出身者も参加しており、特に創設者の一人とされるジョシュア・ブリストー率いるウィザード隊とその分遣隊ソーサラー隊は部隊ごとクーデターに参加し、一部メンバーはクーデター失敗後もジョシュア・ブリストーとともにオーシアでのテロ活動を行った。

ベルカ戦争後にはベルカから優秀な技術者やパイロットが戦勝各国へ招待され、オーシア空軍でも元ベルカ空軍出身者のみで構成されたアグレッサー部隊「8492飛行隊」が設立された。

環太平洋戦争

詳細は「環太平洋戦争」を参照

2010年9月、ユークトバニアによる正式な宣戦布告以前に、オーシア空軍サンド島基地ウォードッグ隊は23日と24日の二度にわたり所属不明編隊の攻撃を受け、これと交戦した。27日も同隊は宣戦布告の情報がサンド島に到達する前に所属不明機と交戦状態に入ってこれを撃退、その後宣戦布告とセント・ヒューレット軍港奇襲の報を受けて第二次攻撃の迎撃に当たった。

オーシア軍がユークトバニアによる序盤の攻勢を退けユークトバニア本土へ反攻作戦を展開する各段階において、ウォードッグ隊は重要な役割を果たし続けた。ウォードッグ隊が10月4日のヴァンガード作戦にてサンド島を強襲したユーク海軍部隊を撃退しシンファクシを撃沈したことでユークの攻勢は小康状態となり、翌月11月1日には同隊の支援のもとユーク本土上陸作戦であるフットプリント作戦が成功した。11月14日のロングハープーン作戦にて、オーシア軍のユーク首都へ向けた攻勢開始と同時に、ウォードッグ隊はオーシア軍橋頭堡へ弾道弾攻撃を行っていたリムファクシを奇襲し撃沈。その後もウォードッグ隊はジラーチ砂漠での決戦、クルイーク要塞の攻略などで活躍しオーシア陸軍をシーニグラード目前まで導いたが、12月7日、灰色の男たちの工作によりオーシア軍は同隊をスパイと認識し、全機を洋上で撃墜した。

ベルカ戦争後に設立された8492飛行隊の隊員は、灰色の男たちのメンバーとして工作と陰謀に深く関与していた。一方で、環太平洋戦争の最終局面においては、いくつかのオーシア空軍所属部隊がラーズグリーズとともにスーデントールの戦いに参加した。

環太平洋戦争後

戦後の2012年頃には戦闘機に搭載するレーザー兵器の開発が行われており[1]、2013年までにはサンド島空軍基地が閉鎖された。

灯台戦争

詳細は「灯台戦争」を参照

2019年にエルジア王国がオーシアに宣戦布告して始まった灯台戦争において、オーシア軍はIUN-PKFの一部として、あるいは単独で、エルジア軍と交戦した。緒戦においてユージア大陸に駐留していたオーシア空軍はIUN-PKFの各国軍とともに軌道エレベーター奪還作戦に参加するも、これは失敗に終わった。

エルジア軍は進撃の末に大陸東部に無人機による自動邀撃システムを構築したため、オーシア空軍は反攻のためにこのシステムを突破する方法を見つけなければならなかった。オーシア空軍はこのために懲罰部隊であるスペア隊を利用し、無人機の燃料備蓄への攻撃と邀撃システムへの瀬踏みをさせた。同時に長距離戦略打撃群(LRSSG)を創設し、発見された邀撃システムの穴を利用してエルジア支配地域の奥深くへ航空部隊を侵入させる作戦を行った。LRSSG はアーセナルバードの一機をストーンヘンジを用いて撃墜したドラゴンブレス作戦、反乱したアリコーンを撃沈したフィッシャーマン作戦、ファーバンティを制圧したジャイアンツステップ作戦などの極めて重要な作戦に参加した。

衛星通信網が破壊された後、いくつかのオーシア空軍の部隊はエルジア軍との散発的な戦闘の他にオーシア軍への同士討ちにも陥ったが、LRSSG を含む多くのオーシア空軍機が有志連合に参加し戦争終結に大きく貢献した。

組織

空軍全体はオーシア空軍省の管理下にある。

空軍の司令組織である可能性があるものとして、ACE COMBAT 5 作中ではオーシア国防軍中央本部(英: Osean Air Defense Force Central Command)が登場するが、空軍の司令組織なのかオーシア国防軍全体の司令組織なのか、日本語と英語で表現が一致していない。同作の他の司令組織らしき単語の英訳も見ると、この英訳の信頼性は低く、空軍の中央本部と訳しているのは誤訳の可能性が高い。オーシア国防軍も参照のこと。

知られている編成

各作中の部隊の所属設定に基づいている。存在が知られている部隊でも、その編成上の正式名が知られていない場合はここに含まれていない。また、日本語・英語ともに表記ゆれなどの問題を持っていることがあるが、ここでは1つの表記しか採用していない。表記ゆれなどの問題については各部隊の個別ページを参照のこと。

ベルカ戦争時

  • 第8航空団(8th Air Division)
    • 第32戦闘飛行隊(32nd Tactical Fighter Squadron)「ウィザード」「ソーサラー」

環太平洋戦争時

灯台戦争時

  • 長距離戦略打撃群(Long Range Strategic Strike Group)
    • 第122戦術戦闘飛行隊(122nd Tactical Fighter Squadron)「サイクロプス」
    • 第124戦術戦闘飛行隊(124th Tactical Fighter Squadron)「ストライダー」
  • 第506戦闘攻撃飛行隊(506th Fighter Attack Squadron)「ゴーレム」
  • 第616戦闘攻撃飛行隊(616th Fighter Attack Squadron)「ガーゴイル」
  • 第508戦術戦闘飛行隊(508th Tactical Fighter Squadron)「メイジ」
  • 第178戦術戦闘飛行隊(178th Tactical Fighter Squadron)「スケルトン
  • 第444航空基地飛行隊(444th Air Base Squadron)「スペア[注 3]

基地

ここでは、テールコードに関して、テールコードと基地との対応についての推測や、その推測をもとにした所属部隊の判断などの不確実な要素を含む。それらには注がついているが、詳しくはそれぞれの基地や部隊の記事を参照すること。

オーシア国内

施設名 所在地 所属部隊 テールコード 備考
サンド島空軍基地 サンド島 ウォードッグ隊
第703整備中隊
第596部隊
NZ 2013年頃に閉鎖された。
ハイエルラーク空軍基地 ハイエルラーク ウィザード隊[注 4]
ソーサラー隊[注 4]
HK[注 5]
マクネアリ空軍基地 MN[注 5]
レッドミル空軍基地 レッドミル

オーシア国外

施設名 所在地 所属部隊 テールコード 備考
ニューアローズ航空基地 ストライダー隊
サイクロプス隊
WW
フォートグレイス航空基地 フォートグレイス島 メイジ隊
ゴーレム隊
FG
第444航空基地 ザップランド スペア隊 なし[注 6] 懲罰部隊の基地である。

その他の部隊

以下の部隊は部隊名だけ知られているが、正式な編成も所属基地も不明である。

空中警戒管制機

以下は空中警戒管制機(AWACS)のリストである。上の部隊と同様、編成や所属基地は不明である。

  • サンダーヘッド
  • スカイキーパー
  • バンドッグ[3]
  • ロングキャスター
  • アルガス

装備品

プレイヤー機以外にゲーム中に登場した友軍航空機、車両、個人用装備は以下の通りである。

ACES at WAR A HISTORY p012 では環太平洋戦争においてオーシア空軍は53機種を運用していたことになっているが、これは単に ACE COMBAT 5 の作中プレイアブル機の機数である。特に、同ページでベルカ戦争でのウスティオ空軍運用機数としてあげられている36機がベルカ戦争当時存在していないはずの ADF-01 ファルケン、X-02A ワイバーンまで含んだ ACE COMBAT ZERO の作中プレイアブル機の機数となっていることから、信頼性は低い。このことから、当ページではゲーム中のNPC装備を中心に記載している。

航空機

戦闘機

  • F-4E ファントムⅡ[4]
  • F-5E タイガーⅡ[5]
  • F-16C ファイティングファルコン[6]
  • F-14A トムキャット[6]
  • F-14D スーパートムキャット[7]
  • F-15C イーグル[8]
  • F-15S/MTD[9]
  • F-20A タイガーシャーク[10]
  • F-22A ラプター[6]
  • YF-23A ブラックウィドウⅡ[11]
  • MiG-1.44[6]
  • MiG-21bis フィッシュベッド[12]
  • MiG-29A ファルクラム[3]
  • Su-33 フランカーD
  • Su-37 テルミナートル[12]
  • ADF-01 ファルケン[13]
  • ADFX-01 モルガン[13]
  • X-02A ワイバーン[13]

戦闘攻撃機

  • F-105 サンダーチーフ[14]
  • F-111 アードヴァーク[14]
  • F/A-18C ホーネット[15]
  • F/A-18F スーパーホーネット[16]
  • Su-30SM[12]
  • グリペンE[12]
  • ミラージュ2000D[17]
  • ミラージュ2000-5

攻撃機

  • F-4G ファントムⅡワイルドウィーゼル[5]
  • F-16XL[11]
  • A-10A サンダーボルトⅡ[2]
  • A-10C サンダーボルトⅡ[12]
  • トーネード GR.1[2]

爆撃機

  • B-1B ランサー[18]
  • B-2A スピリット[18]
  • B-52 ストラトフォートレス[2]

輸送機

  • C-1トレーダー[4]
  • C-5 ギャラクシー[19]
  • C-130 ハーキュリーズ[16]

早期警戒管制機

空中給油機

  • KC-10A エクステンダー[21]

練習機

ヘリコプター

  • CH-47 チヌーク[16]
  • V-22 オスプレイ[16]

車両

荷役車両

自走対空砲

地対空ミサイル車両

その他

  • ハンヴィー[4]
  • A/S32A-35A[3]

個人用装備

火器

パイロット装備

階級

オーシア国防空軍の階級は以下のものが判明している。

  • 中将
  • 准将
  • 大佐
  • 中佐
  • 少佐
  • 大尉
  • 中尉
  • 少尉
  • 一等空士

登場作品

参照

脚注

  1. 非常時には海軍の航空隊も指揮下に置くことがあるので、所属部隊がかなりフレキシブルである可能性があり、また厳密にはオーシア空軍の軍団ではない可能性もある。詳細は航空戦闘軍団を参照。
  2. 大統領直属の非公式部隊であった。
  3. 第444番にナンバリングされているのは飛行隊ではなく航空基地であり、現実世界での例を考えると基地名によって部隊を呼ぶのは編成上の正式名ではない可能性も高い。詳細はスペア隊を参照のこと。
  4. 4.0 4.1 推測に基づくテールコードからの結論であり、推測の域を出ない。詳しくは個別の記事を参照。
  5. 5.0 5.1 推測である。詳しくは個別の記事を参照。
  6. 各部隊のスクラップ機を修復して使用しているので、様々なテールコードが入り乱れている。
  7. 海軍所属の可能性がある。
  8. IUN-PKF所属だがオーシアの国籍マークが描かれている。
  9. エースコンバット5では戦闘機という扱いになっている。
  10. 10.0 10.1 陸軍所属の可能性もある。

出典

  1. ACE COMBAT 7 - SKIES UNKNOWN 公式サイト COLUMN #4"FRONTLINE" Topic
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 16A  DESERT ARROW 砂漠の矢
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 ACE COMBAT 7- SKIES-UNKNOWN MISSION 05 444「懲罰部隊」
  4. 4.0 4.1 4.2 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 04 FIRST FLIGHT 初陣
  5. 5.0 5.1 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR SCENE VIEWER #02
  6. 6.0 6.1 6.2 6.3 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 27 ACES
  7. ACE COMBAT ZERO - THE BELKAN WAR #10 MAYHEM「B7R制空戦」 マーセナリー
  8. ACE COMBAT 7- SKIES-UNKNOWN MISSION 07 First Contact「無慈悲な摂理」
  9. ACE COMBAT ZERO - THE BELKAN WAR #16 THE DEMON OF ROUND TABLE「円卓の鬼神」 マーセナリー
  10. ACE COMBAT ZERO - THE BELKAN WAR #08 MERLON 「空中回廊」 シータ方面隊
  11. 11.0 11.1 ACE COMBAT ZERO - THE BELKAN WAR #16 THE DEMON OF ROUND TABLE「円卓の鬼神」 ナイト
  12. 12.0 12.1 12.2 12.3 12.4 ACE COMBAT 7 - SKIES-UNKNOWN SP MISSION 03 Ten Million Relief Plam「1000万人救済計画」 クリア後ムービー
  13. 13.0 13.1 13.2 ACES at WAR A HISTORY p008~009
  14. 14.0 14.1 ACE COMBAT 7 - SKIES UNKNOWN DATA VIEW SCENE VIEWER 01 ドラッグレーサー
  15. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 16B  DESERT LIGHTNING 砂漠の電撃
  16. 16.0 16.1 16.2 16.3 ACE COMBAT 7 - SKIES UNKNOWN MISSION 01 Charge Assault「始まりの笛音」
  17. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 11B REPRISAL 代償の街
  18. 18.0 18.1 ACE COMBAT 7- SKIES-UNKNOWN MISSION 19 Lighthouse「灯台」
  19. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 08 HANDFUL OF HOPE 希望という名の積荷
  20. ACE COMBAT 7 - SKIES-UNKNOWN VR MISSION 02
  21. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR Mission 13 DEMONS OF RAZGRIZ ラーズグリーズの悪魔
  22. 22.0 22.1 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR SCENE VIEWER #18
  23. 23.0 23.1 23.2 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR SCENE VIEWER #02/"SHOREBIRDS *1"
  24. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR SCENE VIEWER #15