ラグーン作戦
ラグーン作戦(Operation Lagoon)は2010年9月24日にオーシア国防空軍によって行われた、ランダース岬に領空侵犯した国籍不明(実際はユークトバニア)の高高度偵察機SR-71を強行着陸させることを目的とした作戦である[1]。
名称
ラグーンは英語で「小さな沼、潟 礁湖」。
背景
2010年9月24日9時前、前日に引き続き国籍不明機がオーシア西部ランダース岬に領空侵犯した。オーシア側の警告にかかわらず領空侵犯を続行したため、オーシア沿岸防衛隊は地対空ミサイルを発射。ミサイルは偵察機に命中したが、撃墜には至っておらず、偵察機は洋上への離脱を始めた。国籍不明機を強行着陸させるため、サンド島空軍基地のウォードッグ隊は前日の生還者2人と地上待機していた2人が出撃した[1][注 1]。
作戦の経過
11時1分、ウォードッグ隊はランダース岬南東のスタッフォード、コーヴィナ上空で離脱を図る国籍不明のSR-71偵察機と接触。ウォードッグ隊3番機のダヴェンポート少尉(TACネーム:チョッパー)により無線交信で強制着陸を指示したが、その直後に西からMiG-21bis戦闘機で構成される複数の国籍不明機が飛来したため、ウォードッグ隊はSR-71をいったん差し置いてこれらにアプローチした。国籍不明のMiG-21bisは警告なくウォードッグ隊に攻撃を開始したため、ウォードッグ隊隊長のバートレット大尉はAWACSサンダーヘッドの発砲禁止命令にも関わらず部下たちに反撃を指示し、攻撃してきたMiG-21bisを全機撃墜した。なお戦闘中にSR-71は墜落した[1]。
参加兵力
オーシア国防軍
- オーシア国防空軍
ユークトバニア軍
- ユークトバニア空軍
- SR-71偵察機
- 航空部隊(増援)
損害
ユークトバニア軍
損失航空機
- SR-71偵察機 1機
- MiG-21bis 4~16機
- HAWK 1機
戦闘の結果
ウォードッグ隊は多数の国籍不明機を撃墜したものの、目標であった偵察機は墜落したため、所属を明らかにすることが出来なかった。
2日間に渡る国籍不明機の侵入経路はいずれもユークトバニアが位置する西方からだったため、オーシア側ではユークトバニアの関与が疑われた[2]。オーシア政府はランダース岬周辺の戦闘を一般報道させず、サンド島空軍基地では箝口令が出された。また発砲禁止にもかかわらず、交戦を許可したウォードッグ隊隊長のバートレット大尉は基地司令部へ出頭させられた[1]。
またこの作戦は後に環太平洋戦争終結に貢献したエースパイロットであるブレイズの初陣でもあった。
登場作品
参照
脚注
- ↑ 前日に隊長のバートレット大尉は無茶をするナガセ少尉を2番機にすると決めており、地上待機していたブレイズとアルヴィン・H・ダヴェンポート少尉はクジでポジションを決めた。