ホエールバード作戦
ホエールバード作戦(Operation Whalebird)は環太平洋戦争中の2010年9月30日に行われたオーシア国防海軍第3艦隊の空母3隻の内海までの護衛作戦である[1]。
イーグリン海峡でユークトバニア海軍のVTOL機による攻撃を受け、オーシア国防空軍と海軍の航空機は迎撃を行うも、最終的に潜水空母シンファクシの散弾ミサイルにより空母2隻を失う結果となった。
背景
環太平洋戦争開戦直後、ユークトバニア軍は奇襲攻撃を仕掛け、オーシア国防海軍の艦艇を多数撃沈させるも空母を全て撃ちもらしていた。
そこでオーシア国防軍は奇襲攻撃を逃れた空母をいったん内海のベニオン海に避難させ、 これを基幹に反撃勢力を再構築することを決定した。
戦闘の経過
9月30日14時30分頃[2]にオーシア海軍第3艦隊の空母ケストレル、ヴァルチャー、バザードが航空攻撃可能圏外とされるイーグリン海峡に集結した。
AWACSサンダーヘッドは護衛機の基地への帰還を許可。その直後に潜水空母シンファクシの艦載機部隊は奇襲を敢行し、ハリアー攻撃機やF-35C戦闘機によって対艦攻撃を開始。これを察知したオーシア国防空軍ウォードッグ隊は直ちに応戦。帰投開始したオーシア軍機も戦場に戻り迎撃に当たり、空母からも第206戦術戦闘飛行隊が発艦した。オーシア戦闘機部隊の迎撃によりユークトバニア軍機は全機が撃墜された。これを受けて、潜水空母シンファクシは散弾ミサイルを発射。第1弾で空母バザードと多数の戦闘機、第2弾で空母ヴァルチャー、駆逐艦フィンチ、艦隊上空で飛行していたE-2早期警戒機を撃破した。最終的に海軍の空母ケストレルと第206戦術戦闘飛行隊分隊長のスノー大尉、空軍のウォードッグ隊の4機のみが生き残った。[注 1]
参加兵力
オーシア国防軍
オーシア国防海軍
- 第3艦隊
- 第7空母航空団
- 第206戦術戦闘飛行隊
- F-14A:マーカス・スノー大尉
- F-14A:?
- 第206戦術戦闘飛行隊
オーシア国防空軍
- 第108戦術戦闘飛行隊サンド島分遣隊「ウォードッグ」
- ウォードッグリーダー:TACネーム ブレイズ
- ウォードッグ2:ケイ・ナガセ少尉(TACネーム エッジ)
- ウォードッグ3:アルヴィン・H・ダヴェンポート少尉(TACネーム チョッパー)
- ウォードッグ4:ハンス・グリム一等空士(TACネーム アーチャー)
- AWACSサンダーヘッド
所属不明
ユークトバニア軍
ユークトバニア海軍
- 潜水空母シンファクシ
損害
オーシア国防軍
沈没
- 空母ヴァルチャー、バザード
- 駆逐艦フィンチ
損失航空機
- F-14A戦闘機 3機
- E-2早期警戒機 1機[注 1]
ユークトバニア軍
損失航空機
- ハリアー攻撃機 18機
- F-35C 5機
戦闘の結果と影響
オーシア軍は23機のユークトバニア軍機全機を撃墜したものの、2隻の空母含む艦船と多数の艦載機を失った第3艦隊の被害は甚大であり、ホエールバード作戦は事実上失敗に終わった。オーシア軍は水中聴音情報から散弾ミサイルは潜水空母シンファクシから発射されたものと断定、シンファクシを最大の脅威と判断し、アークバードの実戦投入を決定した。