パイヴリェーニヤ渓谷
パイヴリェーニヤ渓谷[1](Payavlenie Ravine)はユークトバニア北部高原地帯に位置する渓谷地帯である。南にはウラジーミル山脈が広がる[2]。
名称
Payavlenie は他の多くのユークトバニアの地名と同様、キリル文字のラテン文字転写としては成立していない。Payavlenie をキリル文字に戻した表記は Паявление だが、ロシア語に該当する単語はない。
音に基づいた意味のある解釈としては「出現(Появление)」が可能で、これが可能であることもユークトバニアの地名としては決して珍しくない。ただし、その場合ラテン文字転写は Poyavleniyeとなる。
概要
切り立った崖が複雑に入り組んでおり、かつて大陸同士が衝突してできた変成岩地帯で、多様な鉱石が採掘されている[1]。川は潜水艦が移動できるほど深い。また上空はユークトバニア軍防空システムが張り巡らされている[2]。
歴史
2010年の環太平洋戦争中、反政府レジスタンスはパイヴリェーニヤ渓谷にアジトを設けた。12月11日から16日の間にレジスタンスはユークトバニア軍からベルカのV1戦術核爆弾を奪取し、パイヴリェーニヤ渓谷のアジトに持ち込み解体作業を行っていたが、アジトはユークトバニア軍のボートおよび戦闘ヘリに包囲されつつあった。
12月16日、空母ケストレルに届いた謎の電波通信がパイヴリェーニヤ渓谷を指し示していたため、ラーズグリーズ戦闘機部隊はここへ向かい情報収集を行う「リバーベッド作戦」を実施した。電波通信はバートレット大尉からのものであり、現地のレジスタンスと接触したバートレットがラーズグリーズにレジスタンスを支援させるために発信したものであった。ラーズグリーズは現地でレジスタンスからの連絡を受け、アジトを包囲するユークトバニア軍を殲滅しV1戦術核の解体作業を支援した。なおラーズグリーズが到着したとき、バートレットはすでに現地を離れていた。作戦終盤にラーズグリーズ戦闘機部隊はユークに潜り込んでいたベルカのオヴニル隊から襲撃を受け、これを全機撃墜した[2]。