ナノバイト
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ナノバイト(nano-bite)はニューコムによって開発されたナノマシンである[1]。
概要
微小な粒子状のロボットであるナノバイトは、組み込まれたプログラムによって様々な環境に適応し、自己増殖を繰り返しながら進化していく。優れた環境適応能力と自己増殖機能から、建設や宇宙開発などでの応用や、原子力に代わる新しいエネルギー源としての利用が計画されている[1][2]。
高い性能を持つ一方で、暴走事故が起きれば制御を外れて増殖し続け、広範囲がナノバイトウィルスによって汚染される危険性があり、対抗措置としてワクチン・ナノバイトを放出し暴走したナノバイトを破壊・停止させる中和剤アンチナノバイトボムが用意されている。
名称
虫が餌に食いつくことを意味する「bite」と、コンピュータの情報単位の「byte」をかけて名付けられた。
歴史
2033年、ニューコムは想定される如何なる環境にも耐えうる微小粒子に直接プログラムを埋め込むことに成功し、プログラムを実行するとナノ単位の作業をさせることのできるロボットが実現された[1]。
2035年、ニューコムはナノマシンの研究成果を発表し、さまざまな辺境で散布実験を開始。各地で被害が発生[3][4]。
2036年、ゼネラルリソース所有のジオデジックドームで、ニューコムによるナノマシン散布実験が原因とみられる制御装置の活動停止事故が発生[5]。
2038年、ニューコムから「ナノバイト」として正式にリリースされた[1]。
考察
2040年にナノバイトの開発を行っているニューコム・バイオが環境保護団体グローバルウェイから提訴されているが(ナノ公害訴訟)、これは2035年からニューコムが開始したナノバイト散布実験により各地で発生している被害に関する訴訟である可能性が高い[4]。