エルジア暫定自治政府

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エルジア暫定自治政府(Provisional Erusean Autonomous Government)は大陸戦争後にエルジアに設立された暫定政府。首都はファーバンティ。エルジア暫定政府の表記が多い。

歴史

大陸戦争に敗戦したエルジアでは戦後暫定自治政府が設立された。軍事裁判によりエルジアは領土の40%を割譲[注 1]することとなり、それらの地域の一部またはすべてでIUNによる信託統治が実施された。また、保持できる軍事力は、ユリシーズ難民の受入やそれに伴う支援活動を行える程度の、防衛に限定したものに制限されていた[1]。この制限はエルジア王国への再編後も継続していたと思われる。

2008年8月21日、アークバード上で開催されたG7サミット、およびそこで発されたアークバード宣言に参加した。主催国であるオーシアが敵対勢力の最右翼であるエルジアを招いたのには、依然続いていた旧エルジア残存勢力の再燃と難民問題に起因する不安定要因を、国際協力の下で解決する狙いがあった[2]

暫定自治政府による統治が3年間続けられた後に、敗戦からの早急な復興を目指して王政復古を企図する動きが起こった[1]。2012年4月までに王政への移行が始まっており[3]、同年12月までには正式にエルジア王国となった[4]

領土の割譲

詳細は「ユージア大陸国境線問題」を参照

戦後にエルジアが領土の40%を割譲したという記述は『ACES at WAR : A HISTORY 2019』のみに見られるものだが、これはエルジア国境線の変遷と一致しない。具体的には、エルジア国境線は ACE COMBAT 04 時点では戦前のもののみが示され、ACE COMBAT 3D で戦前のものが再設定され、ACE COMBAT 7 ではじめて戦後のものが設定されたが、戦前のものとして 04 のものと 3D のもののどちらを選んでも記述と一致しない。なお、『ACES at WAR : A HISTORY 2019』それ自体も 3D の戦前国境線と 7 の戦後国境線を掲載している。

ACE COMBAT 7 の戦後国境線はただ ACE COMBAT 3D の戦前国境線からガンター半島を除いただけであるが、ガンター半島だけでは到底40%にはならないどころか、この地域はセラタプラの地域にあたるため割譲ではなく独立を経ているはずである[5]。また、ACE COMBAT 04 の戦前国境線は ACE COMBAT 3D の戦前国境線よりもガンター半島以外ではより内側に引かれている[6]ので、こちらを採用するなら大陸戦争前後でむしろ領土が増えていることになる。

エルジア共和国がISAFと正式に交戦状態に入る直前の、サンサルバシオンとストーンヘンジを占領した状態を開戦前の領土とみなした、という解釈なら可能である。この時のエルジア占領地域がどこまで広がっていたのかは不明であるが、サンサルバシオン全土とストーンヘンジ周辺地帯をあわせてエルジア本土の 2/3 に達するというのはそれらしい値ではある。

参照

脚注

  1. 「領土の割譲」セクションを参照。

出典

  1. 1.0 1.1 ACES at WAR: A HISTORY 2019 p76
  2. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR 公式サイト World "GAZE" Topic
  3. ACE COMBAT 7 - SKIES UNKNOWN 公式サイト COLUMN "FRONTLINE" Topic
  4. ACE COMBAT 7 - SKIES UNKNOWN SP Mission 1 デブリーフィング後ムービー デイビッドのPC画面上のウィンドウ「GAZE-VideoArchive [Dec 20. 2012]」
  5. ACE COMBAT 7 - SKIES UNKNOWN 公式サイト COLUMN "OUR SCIENCE" Topic
  6. ACE COMBAT 04 - shattered skies MISSION 01 「張り子の基地」ブリーフィングマップ


関連項目