戦略衛星軌道砲

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戦略衛星軌道砲(Strategic Orbital Linear Gun)は冷戦期にオーシア連邦が建造していた戦闘衛星であり、オーシア国防宇宙軍に所属している[1]。基本的にSOLGの略称で呼ばれ、「ソーグ」と発音する[2]

歴史

1990年代初頭、SDI計画に基づいてSOLGの概念設計が行われ、抑止兵器として建造が進められた[1]

その後、オーシア・ユークトバニア間に融和が成立したことでSOLGの建造は中止され、軌道上に放棄・封印された[1]

2010年の環太平洋戦争時、SOLGはテロリスト集団「灰色の男たち」によって奪われ、バセット国際宇宙基地のマスドライバーを利用して密かに建造が再開され、V2核弾頭が搭載された[2]

2010年12月30日、制御システムを破壊しようとするオーシア軍・ユークトバニア軍両軍に対し、SOLGは通常弾による砲撃を行って地上部隊に損害を与えたが、ラーズグリーズ戦闘機部隊によって制御システムは破壊され、SOLGは停止した[3]

12月31日、SOLGはあらかじめ組み込まれていたプログラムによってオーシア首都オーレッドへ向けて落下を開始したが、ラーズグリーズ戦闘機部隊によって中枢部を破壊されオーレッド上空で爆発した[4]

設計・能力

弾倉、弾道制御装置、加速機など各モジュールが十字に結合した構造をしており、1km超のレールガンから個別誘導複数目標弾などを高速で発射する機能を持つ[1]

SOLG自体は無人で、地上から管制するシステムが採用されていた。環太平洋戦争時には、灰色の男たちの基地であるシャンツェから管制が行われており[3]、地上からの管制が途絶えた際にオーシア首都オーレッドに向けて落下するように灰色の男たちによってプログラムされていた[4]

考察

正式名称に「リニアガン(Linear Gun)」が含まれているが、関連書籍等では本兵器の武装は「レールガン」とされている。どちらも電磁投射砲の一種であり、混同されることも多いが、仕組みや性質は全く異なるものである。

同年代に開発されていたストーンヘンジやシャンデリアにおいてレールガンが採用されていることから、SOLGもレールガンである可能性が高いと思われるが、詳細は不明である。

登場作品

出典

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー パーフェクトガイド (ソフトバンクパブリッシング) p237
  2. 2.0 2.1 ACES at WAR:A HISTORY 2019 p051
  3. 3.0 3.1 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR CAMPAIGN Mission 27 ACES
  4. 4.0 4.1 ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR CAMPAIGN Mission 27+ THE UNSUNG WAR