スタンド・キャニオンの戦い（A）
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スタンド・キャニオンの戦いは、オーレリア戦争においてデイビス隊救出を目指すオーレリア軍と、同隊を包囲殲滅する作戦を遂行中であったレサス軍との間に発生した戦闘である。ターミナス島付近に滞空していたグレイプニルからの長距離攻撃にも関わらず、グリフィス隊はレサス軍部隊を撃滅し、デイビス隊救出に成功した[1]。
背景
デイビス隊はサンタエルバ奪還を目指して進軍していたが、スタンド・キャニオンで足止めされ、孤立状態に陥った。レサス軍は同隊を包囲し、また、完全な掃討を目指してサンタエルバから追加の地上部隊を派遣した。さらに、レサス軍の空中要塞グレイプニルはオーブリー基地防空戦に参加したあとターミナス島の整備施設に帰投しており、そこからスタンド・キャニオンを長距離攻撃の射程内に収めていた。以上のことから、デイビス隊の全滅は時間の問題と思われていた。
しかし、パターソン港を解放した後サンタエルバを目指していたグリフィス隊はその途上で、来るべきサンタエルバ解放戦を有利に進めるため等の理由から、デイビス隊の救出を決定した[1]。
戦闘
オーブリー基地防空戦での経験から、グリフィス隊はスタンド・キャニオンの峡谷地形を使用すれば衝撃波弾道弾の効果を遮蔽できることに気づいた。このため、グレイプニルはグリフィス隊に損害を与えることができず、複数回の長距離攻撃を受けながらもオーレリア軍はデイビス隊の救出に成功した。また、グリフィス隊は現地のレサス軍部隊を激しく爆撃し、包囲網を築いていた実働部隊に加えて、鉱山施設を転用したレサス軍司令部施設をも壊滅させた[1]。
その後
スタンド・キャニオンの前線部隊が壊滅したことから、サンタエルバの防衛強化がレサス軍にとって緊急の課題となり、支援対象を失ったグレイプニルはサンタエルバに移動した。デイビス隊はサンタエルバへの進軍を再開し、グリフィス隊とともにサンタエルバの戦い（B）に参加した[2]。
参照
脚注
出典