アンブレラ作戦
アンブレラ作戦(Operation Umbrella)は大陸戦争中の2004年9月19日に独立国家連合軍空軍(ISAF空軍)によって行われた、エルジア空軍によるニューフィールド島及びノースポイントへの爆撃を阻止するための迎撃作戦である[1]。
名称
アンブレラは英語で「傘」。地上軍護衛の同名の空軍部隊からとられた作戦名である[2]。
背景
ユージア大陸の東海岸まで追い詰められたISAFは司令部を大陸から撤退させることを決定し、2004年9月16日大陸北東の島国ノースポイントに司令部を設置した[3]。しかしこの総司令部はレーダー警戒網に守られていたものの、防空能力が脆弱な「張り子の基地」であった[4]。
エルジア軍は戦争に終止符を打つため、ノースポイントへの爆撃を決定。9月19日、エルジア軍の工作員がノースポイントに設置されていた早期警戒レーダーの一部を破壊した。これに連携して大陸北東部のリグリー飛行場からTu-95爆撃機6機の編隊が護衛機を伴って発進し、ニューフィールド島上空を経由しつつノースポイントへ向かうこととなった。
事態を察知したISAFはアレンフォート飛行場及び総司令部防空のため迎撃作戦「アンブレラ作戦」を実行した[1]。
作戦の経過
ISAFは直ちに現地にF-4E 2機、F-5E 2機を派遣。さらにニューフィールド島の南東を航行していた空母からメビウス1のF-4Eが発艦し、合流した。またアレンフォート飛行場のF-5E 2機もスクランブルに入った。
14時5分、ISAF空軍機の5機はエルジア空軍爆撃機編隊の後ろから攻撃を開始。爆撃機編隊は全機撃墜され、ノースポイントへの爆撃は阻止された[1]。
参加兵力
ISAF
ISAF空軍
- 第118戦術航空隊「メビウス」
- F-4E:メビウス1
- その他飛行隊
エルジア軍
エルジア空軍
- グレイ隊
- 戦闘機部隊
損害
ISAF
- 軽微
エルジア軍
損害航空機
- Tu-95爆撃機 6機
- MiG-21戦闘機 0~2機
- F-5E戦闘機 0~2機
戦闘の結果
ISAF空軍は爆撃を撃墜し、ノースポイントへの爆撃を阻止という作戦目標を達成した[1]。一方エルジア軍はノースポイントへの第2次爆撃作戦のため、リグリー飛行場に再度爆撃機の集結を開始した[5]。
また、この作戦は後に大陸戦争終結に貢献したエースパイロットであるメビウス1の初陣でもあった[1]。