マティアス・トーレス
マティアス・トーレスは、エルジア王国の海軍軍人。大陸戦争ではエイギル艦隊旗艦タナガー、灯台戦争では潜水航空巡洋艦アリコーンの艦長を務め、灯台戦争後半にエルジアから離脱し、独自にオーシア連邦の首都オーレッドへの核攻撃を試みるも戦死した。最終階級は大佐。
略歴
1968年にトーレスはエルジアで生まれた。
その後、学士号取得後の1991年1月4日にトーレスはエルジア共和国海軍大学に入学。1994年12月15日にエルジア海軍に入隊した。翌1995年1月15日にエルジア海軍4年勤続功労記章を受章。1996年3月1日に巡洋艦フェンリス、10月1日に駆逐艦ハーンに配属。ユージア大陸紛争中の1997年7月11日に駆逐艦ハーンの砲術士官となっていたトーレスは嵐の中、30km先のクーデター軍艦を撃沈させ、この功績により勲章を受章した。1998年4月1日に巡洋艦フェンリス、1999年5月1日に巡洋艦テティスに配属され、2000年7月1日には巡洋艦エニュオの艦長として配属された。2001年1月15日にエルジア海軍10年勤続功労記章を受章。2003年3月16日に事故で沈没した駆逐艦の乗組員の救助に貢献した功績により勲章を受章。
大陸戦争とその後
大陸戦争勃発直前の2003年6月1日にトーレスはエイギル艦隊の旗艦である戦艦タナガーの艦長に就任した。
2004年11月23日に独立国家連合軍空軍(ISAF空軍)によるエイギル艦隊殲滅作戦「ラフシーズ作戦」により艦隊は壊滅し、乗艦のタナガーも沈没したが、トーレスは沈没する艦からできる限り多くの船員を救出した。この功績により、12月24日に勲章が授与され、エルジア軍将兵からは「コンベースの英雄」と呼ばれた。
タナガーが沈没した5日後の11月29日にエルジア海軍本部に再配属され、大陸戦争の終結までそこに留まった。戦争終結の2005年9月19日、トーレスは海軍大学に再配属され、おそらく指導者か教官の役割を担った。この間、トーレスは2年後の2007年1月15日にエルジア海軍16年勤続功労記章を授与された。しかしその後彼は大学で「危険な思想を広めた」として2010年4月8日に自宅軟禁され、5月10日にエルジア軍予備役に入った。